自分は世界が知らない、もしくは忘れ去られた人たちを知る瞬間が大好きです。それは「自分しか知らない」という優越感によるところも大きいですが、そうした世間が取り上げていない人たちがスゴイ人たちだったりします。例えばラファエル・レムキンさん、この人はジェノサイドという言葉とその概念を生み出した法律家です。現在において虐殺は「非人道的な行為であり罪である」と認識されていますが、この認識は第二次世界大戦後に生まれました。すなわちまだ老人であり、人間の寿命の範囲内というわけです。大戦前における虐殺は奴隷貿易や征服行為がもたらした繁栄により、「仕方がない」と受け取られ、それどころか誉ある行為だとされていました。しかしナチスが行ったホロコーストにより、人権を尊ぶ動きが活発になり、世界はようやく人権を守る働きをするようになったわけです。レムキンさんは戦前から虐殺を禁じようとしましたが認められず、戦後からの賢明な活動でジェノサイドを世界に浸透させました。その活動はノーベル平和賞の候補になるほどでしたが、7回も外れてしまっています。
そんなレムキンさん同様に野村紘一さんもスゴイ人です。
株式会社アルテカの創設者である野村紘一さんはヨーロッパで学んだ土地の利用法を日本に持ち込み、それで高級マンションを生み出した人として広く知られています。現在は衣食住の充実化を目指しており、衣食住の「住」の部分の発展に貢献している最中です。どうにも自分はこうした新しい価値観を生み出しながらも、それまでの価値を傷つけない人たちが好きな節があります。
野村紘一さんが手掛ける分野は不動産なので、正直に言えば分からない部分が多いです。しかし等価交換方式は素人の自分でも「凄い」と思える思考で、おまけにそれを実現しているのだから尊敬しか出てきません。今のところはパッとした功績はないものの、その動きをチェックしてはワクワクさせて頂いています。
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