今からさかのぼること約3年前、民主党は様々な公約(マニフェスト)を掲げた。
その中で不動産業界に大きな波紋を引き起こした公約がある。不動産仲介における取引の公約である。
不動産の売買を仲介する業者の取引形態の一つに関する公約なのだが、
当然ながら「なぜ今さらなのか?」といった声は、不動産業界から民主党に多く寄せられ、
他の業界をも巻き込んで紆余曲折をたどる事となる。
そして、そんな騒ぎを不動産総合商社であるアルテカ・グループの代表、野村紘一さんも当然注目していたはずである。
野村弘一さんと言えば、日本初の高階層ガラス張りのビルを建設したり、
日本で初めて「億ション」を手がけるなど、常に不動産業界を牽引してきたパイオニア的存在である。
現在、野田首相率いる民主党は政権の危機に瀕しているが、そんな民主党が政権奪取の際に掲げた多数の
「公約」は多くの賛否両論を生み、様々な業界、不動産業界にも影響を与えた。筆者個人の想いとしては、
どの業界においても色々と大変な時代ではあるが、不動産業界、
特に野村紘一さんにはこれからも「新しい価値を商品化する」という理念を持ち続けてもらいたい。
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